盛岡市にも3つの銀行や公会堂といった西洋建築、300年前の蔵を改装した店舗、
一般公開されている南昌荘やそれ以外にも大きなお屋敷等が多数残っています。
それらの質も軒数も秋田市に比べるとはるかに上回っており
それらを保存しようとする動きや
有効活用している実績もかなり前からはじまっているようで
盛岡にはこれまで何度と無く訪れておりましたが
今回町家というキーワードを通して見直してみると
多くの発見がありました。
中でも昨年7月にオープンした「もりおか町家物語館」がある
鉈屋町を歩いてみました。
旧岩手川酒造鉈屋町工場跡を改装した町家と倉庫蔵と2棟の酒蔵から構成される
もりおか町家物語館はオープンからまだ半年と言う事もあり大掛かりなリフォーム
が成された綺麗な内装でした。
蔵はお土産やと展示だけでなく、120席のホールや
イベントに適した下屋には屋台ブースなどもあり
機能的で集客をはかる拠点になり得る物だとは思いますが
どんなに建物が素晴らしくても肝心なのはイベントの内容であることは
どこも一緒だなと考えさせられました。
母屋の3階建ての町家は改装でかなり手が加えられ
オリジナルの状態では有りませんでしたが
オリジナルの状態では有りませんでしたが
1階、2階は見学する事が出来き代表的な盛岡町家を隅々まで見る事が出来ました。
1階にはカフェもあります。
周辺では改装中の建物もありました。
看板建築も改装中
現役の建物も多数
こちらの湧き水は江戸時代までは清水池で
明治に入ると維持管理の為に組合もつくられました。
もちろん今も生活用水として使われています。
町家を改装したコミュニティセンターのような施設が2軒あり
そのうちの一つでは「町家で神楽」というイベントの真っ最中でした。
町家改修の相談サロンも併設
味わいのあるお店
おしゃれなお店も
大変立派な建物は木津屋池野藤兵衛家住宅。立派なウダツです。
県指定有形文化財。
県指定有形文化財。
板塀プロジェクト。旧料亭川鉄という庭園も立派なお屋敷がありますが
それを取り囲む塀を板塀にするというプロジェクトです。
こやって寄付を原資に行なうプロジェクトも重要です。
こやって寄付を原資に行なうプロジェクトも重要です。
観光看板。テレビドラマのロケ地にもなっていたようです。
注文後に生豆から焙煎して販売するとても素敵な珈琲豆屋さんもありました。
外装も内装もとてもおしゃれな空間です。
この他にも、お寺なんかもたくさんあり回ってみましたが
本堂の扉は閉まっていて拝観する事は出来ませんでした。
あさ開酒造という大きな酒蔵もあり
おしゃれなレストランやお土産屋も併設され観光拠点となっていました。
江戸時代につくられた十六羅漢石像の有る公園もありました。
酒蔵があり、湧き水が湧き、お寺もあって、町家なども多く残る・・・
秋田市の新屋地区に似ているなと思いました。
いま旧新政の跡地に拠点センターをつくる計画が進んでいますが
その土地の前面にある渡邊幸四郎邸も一緒に改修をおこないながら
周辺の町家等も利活用しようとするならば
盛岡の鉈屋町が良き参考例になると思いました。
秋田市の新屋地区に似ているなと思いました。
いま旧新政の跡地に拠点センターをつくる計画が進んでいますが
その土地の前面にある渡邊幸四郎邸も一緒に改修をおこないながら
周辺の町家等も利活用しようとするならば
盛岡の鉈屋町が良き参考例になると思いました。
盛岡でも京都や金沢のような伝統的な町並みをテーマにしたまちづくりをもしすれば
既存の建物や文化財、人物や伝統文化にみられる観光素材を見てみれば
その質も数も秋田とは比較にならない程魅力的な物になると思いました。
ちょっとした小路や路面にはこじんまりとして外観からもその魅力が伺えるような
その質も数も秋田とは比較にならない程魅力的な物になると思いました。
ちょっとした小路や路面にはこじんまりとして外観からもその魅力が伺えるような
素敵なカフェや雑貨店も沢山あるように思います。
地元の人たちも地場産業を盛り上げようとする意識が高いらしく、
ファミレス等も比較的少ないのはそういった理由も関係しているそうです。
秋田の様に飲食店の人気投票の上位にチェーン店がランクインする所とは大違いです。
しかしながら秋田には秋田の個性があり、
それは町家一つとってみても盛岡や他の地域とは全く異なっている事が
今回の探訪でわかりました。
南昌荘や上ノ橋町や紺屋町等今回回りきれなかった所も多いし
春になるとマーケット等のイベントも開催されるので
再び盛岡を訪ねてみたいと思います。