2015年11月12日木曜日

ぐるっと文化財マップ 見て楽しい、歩いて楽しい 新屋地区編

新屋地区の「ぐるっと文化財マップ」はこちらからダウンロードすることができます。

ぜひご利用ください。

http://www.city.akita.akita.jp/city/ed/cl/illust-map/H22/default.htm

駐車場のご案内

11月15日(日)開催の
ブルーノ・タウト来秋80周年記念イベント
古い町家で新しいまちづくりへお越しの際は
下記の渡邉幸四郎邸の裏手にある
旧新政跡地無料駐車場をご利用下さい。
出入り口は新屋表町県道65号線からになっております。

利用時間13:00〜18:00

ブルーノ・タウト来秋80周年記念イベント 渡辺敏男

本ブログでもご紹介した
盛岡市鉈屋町の一連の活動の中心的存在である
渡辺敏男さんを講師に迎え
「暮らしの息づく歴史まちづくり」をテーマにご講演いただきます。

渡辺敏男
 1951年東京都出身。
 1973年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。
 1980年盛岡に設計同人設立、現在代表取締役。
 盛岡市の城下町で町家や伝統建築が数多く残る鉈屋町地区に
 都市計画道路が計画された事を契機に、
 地元住民と専門家を中心に2003年「盛岡まち並塾」を設立し
 道路問題に対して町家とそのまち並み、
 寺社及び歴的建造物群の重要さを理解してもらう取り組みを開始。
 以後独自に町家を修理し3件保存活用を実施した他、
 同時に市内の歴史的資源の保存活用も進め 
 2008年についに道路計画は廃止見直しとなる。
 原則的に行政に頼らない住民主体の活動で
 専門家、行政、支援団体、マスコミが側面から
 下支える構造が短期間に成果を生み出し、
 きちんとした歴史的な資源調査をもとに、
 地域の確かな歴史文化をあぶりだして
 まちづくりに繋げることが重要としている。


ブルーノ・タウト来秋80周年記念イベント 秋田中央建築士会青年部

2、渡邉幸四郎邸の過去、現在、未来 
その3 家屋調査報告

新素材を使用し最新式の耐震工法が施された現代の建築とは異なり
金物や釘を一切使用せずに、木材と土と石だけで建てられた伝統建築は
定期的に補修していかなければ、時とともに朽ちて、どんどん傷んでしまい、
最終的には莫大な費用がかかり、最悪の場合修繕不能となってしまいます。
その代わり、こまめに手を加えたならば、100年以上使い続けることもできる
先人の知恵と技術が結集された建築であるとも言えます。

今回は秋田中央建築士会青年部の皆さんにご協力いただき、
渡邉幸四郎邸の現状、損傷の進具合などを
先日実施した家屋調査を元に報告していただき、
実際に必要な工事やその費用に及びところまで
お話ししていただきます。

渡邉幸四郎邸は明治23年の建築と推定されておりますが
屋根裏に入ってみると、とんでもないものが発見されました。

寺院仏閣以外で、これが残っているところがあるのでしょうか?

詳細は当日発表されるはずです。

ブルーノ・タウト来秋80周年記念イベント NPO法人新屋参画屋

2. 渡邉幸四郎邸の過去、現在、未来 
その2、渡邉幸四郎邸の記憶と思い出
 〜町家の生い立ちと縁のある人物の思い出からスト−リーを思い描く〜        語り部 NPO法人新屋参画屋 理事長 冨野昭雄氏                         副理事長 藤澤浩氏

生まれも育ちも新屋表町の冨野理事長さんは
幼い頃からの思い出や昔の新屋の様子はもちろん、
独自に長年にわたり調査された膨大な知識と情報を兼ね備えた
新屋の生き字引のような方です。

地域活動にも長年ご尽力されており、
武雄市から遺族を受け入れての戊辰戦争戦没者慰霊祭などでも
先頭をきって取り組まれておられます。
今回も「子供の頃は遊び場だった」という渡邉幸四郎邸について
新屋のお話しも交えながら
同じく新屋出身の藤澤副理事長さんとご一緒にお話ししていただきます。

イベント終了後に渡邉幸四郎邸へ移動した際には
現地ガイドもしていただきます。

ブルーノ・タウト来秋80周年記念イベント 平元美沙緒

秋田でまちづくりといえば、多くの場面で活躍されてきている平元さん。
しかも伝統建築のスペシャリストでもあり
大好評の「文化財マップ」の制作の立ち上げから関わってこられたという、
今回のイベントのテーマにどんぴしゃりの方です。
先月事前に実施した渡邉幸四郎邸の家屋調査でも
その専門性を活かして熱心に調査されていました。
今回は伝統建築とういう視点から、
渡邉幸四郎邸の特徴をお話しいただくとともに
町家や古いまち並みを見学する際の見方や楽しみ方なども
アドバイスしていただきます。


平元 美沙緒(ひらもと みさお)

●1983年
徳島県徳島市に生まれる

●1996年
美大卒の母親の影響で,インテリアに興味をもつ
「建築」「住生活」の分野を
学びたいと考えるようになる

●2002年
高知女子大学で建築を学ぶ
ある講義で「京町家」の構造を知り,
その美しさは生活の美であることに感銘を受け,
古建築にめざめる

●2006年
奈良女子大学大学院で文化財(建造物)を学ぶ
建造物の保全について研究するなかで,
「地域づくり・まちづくり」の重要さに気づく

●2008年
結婚を機に秋田県秋田市に移住
秋田市教育委員会文化振興室に勤務する傍ら
秋田のまちづくりについて学ぶ

●2011年
夫の転勤により秋田県大館市に移住

●2012年
大館市教育委員会教育研究所に転職
キャリア教育コーディネーターとして勤務

●2013年
第一子となる娘の出産を機に退職

●2014年
夫の転勤により秋田県横手市に移住
まちづくりファシリテーターとして活動中
※以上本人ブログより抜粋

本イベントの実行委員長。

今年度は新屋のまちづくりワークショップ等で
ファシリテーターとしても活躍中。

平元さんのブログ "section A"

ブルーノ・タウト来秋80周年記念イベント 加賀屋さつき

久保田の町家について調査する中で、
必ずと言っていいほど行き当たるのがブルーノ・タウトですが
タウトが秋田を訪れ、勝平得之が案内した事をテーマにした論文を
ある日たまたま見つけ、この論文を書いた張本人が
加賀屋さんだったという訳です。

加賀屋さんは
「タウトが評価した秋田の魅力について―町屋を中心として―」をテーマに
大学の卒業論文を発表され、この論文を要約、加筆した
「タウトと得之と秋田の建築」が
「生誕110周年記念出版 勝平得之の軌跡第1集」に掲載されました。
その内容はタウトと得之のやり取りや町家についてだけはでなく、
独自の調査やインタビューから得られた、
新たなまちづくりへのヒントとなるような提案にも及んでおり
秋田出身で、ここまで考えている人が他にもいるんだなと感激し
いつかお会いしてみたいと思っておりましたが、大学も県外でしたし、
まさかこんな近くにいらっしゃったなんて思いもよりませんでした。

今回 イベントの準備を進めていく中で、幸運にも出会うことのできた
秋田のブルーノ・タウト研究の第一人者で、
唐突なオファーにも関わらず講演を快諾していただきました。

2015年11月11日水曜日

ブルーノ・タウト来秋80周年記念イベント Joelle



Joelleさんは今回のイベントのメインテーマの一つでもある渡邉幸四郎邸の
渡邉家のご親戚にあたると聞いていたので
当初からライブの開催は実現したいと考えていました。
また、メイン会場でもある忠専寺は渡邉家の菩提寺でもあり、
これはJoelleさんに出演していただかない訳にはいかないと思いました。

そういうご縁もあり、
戊辰戦争で佐竹藩の本陣にもなり、
戦没者も埋葬されているこのお寺で
ぜひJoelleさんに戦没者追悼の歌を歌ってもらおうと考えた次第です。

実は以前、Joelleさんがライブでの話された中で
「この曲は戦地へ息子を送り出す母親の気持ちを歌ったものです」
と言っていたのを思い出し、
オープニングセレモニーとして今回それを実現するに至りました。
しかも、アカペラです。

どんな曲は、当日会場に来ていただいてからのお楽しみです。

勝平得之の創作版画









































ブルーノ・タウトが秋田を訪れた時に案内したのが勝平得之でしたが、
その際創作版画を依頼され、タウトの著書
"House and people of Japan(日本の家屋と国民)」
の口絵版画として使われたのが
今回ポスターにも使用させていただいたこの版画です。
初版用の2000部の全てを得之自ら創作し、
タウトもその出来栄えには大変喜んだのだそうです。
この貴重な書籍は、秋田市立赤れんが郷土館でも公開されており
少し重たい表紙をめくってみると、この版画を見ることができます。

今回のイベントを企画するにあたり、
ポスターにはどうしてもこの版画を使いたいと考えておりましたが
赤れんが郷土館、勝平新一さんのご協力で実現することができました。



2015年11月5日木曜日

動物園&まちづくり

先日知人の頼みで、
秋田市新屋にある大森山動物園へ象の堆肥を買いに行ってきました。
丁度休日で天気も良く、
430台ある無料駐車場は11:00ですでに満車で
周辺の路上にも沢山の車が溢れ出し、
路肩は駐車する車でほぼ程埋め尽くされる程で驚きました。

年間来場者数25万人。
調べてみると冬期は休業しているので
約10ヶ月でこれだけの人が訪れているそうです。
こんなに人が集まる場所って、
秋田市にどれだけあるんでしょうか?
公共施設を除けば、ちょっと思いつきません。

この25万人が動物園の帰りに立ち寄って
買物や食事をして行く流れをつくる事が出来たら、
これはかなりのビジネスチャンスになり得るのでは?

すぐ近くの新屋商店街には多くの空き店舗があり。
空地も少なくない。

新たに人を呼び集める事無く、
既に目の前まで来ている25万人もの人に対しての
ビジネスチャンスがあるという訳です。

それを踏まえての、「古い町家で新しいまちづくり」
を皆さんと一緒に考えて行ければと思います。