2015年10月25日日曜日

ブルーノ・タウト80周年記念イベント 古い町家で新しいまちづくり





会期 平成27年11月15日(日)
   13:00開場 13:30開演
会場 忠専寺 秋田市新屋栗田町27-8
   ※途中「渡邉幸四郎邸」の現地見学の為に移動を伴います。(徒歩)

主催 ブルーノタウト来秋80周年記念イベント実行委員会
共催 NPO法人新屋参画屋
後援 秋田県(予定)、秋田市、秋田県教育委員会、秋田市教育委員会、   
秋田中央建築士会、秋田市新屋振興会、新屋商店会、   
ABS秋田放送、AKT秋田テレビ、AAB秋田朝日放送、エフエム秋田、   
秋田魁新報社、毎日新聞秋田支局、朝日新聞秋田総局、読売新聞秋田支局、  
秋田経済新聞


目的 
江戸時代初頭、初代久保田藩主佐竹義宣により作られた城下町は、
当時の京のまちづくりを手本とした日本の美意識が凝縮された物でありました。
町並みの景観美は代々継承され明治から昭和初期にかけて
秋田を訪れたイザベラバードやブルーノタウトといった
海外の文化知識人の目から見ても高く評価される程でした。
 しかしながら明治の大火事や戦後の近代化に伴う都市開発により、
伝統建築物は徐々に解体処分され、昭和36年の秋田国体を契機に
美しい町並みは完全に破壊されてしまったのです。 
その一方で、秋田市内にも明治期以降の町家はある程度残っており、
特に新屋表町には三件の国登録有形文化財をはじめ、
同等の建物を含む10数軒もの町家が纏まって残っています。
 本イベントは、新屋の町家、渡邊幸四郎邸を題材に
町家についての理解を深めると同時に、町家の価値を広く知らしめ
秋田の新しいまちづくりへの活用の可能性を探る機会とします。
 目指すところは、残された貴重な建物を暮らしのなかの
現役の場所としていかに活用し引き継いでいくか、
文化財保護行政の枠を超えて、民間を主体とした
新しい保存・活用のスタイルを確立することにあります。


オープニングセレモニー 戊辰戦争戦没者追悼 歌:Joelle

プロローグ 〜後世に受け継がれた佐竹義宣のまちづくり
世界を魅了する日本の美意識が息づく、佐竹義宣のまちづくりとは?


1. 得之とタウトの足跡を尋ねて 加賀谷さつき氏 
  秋田の版画家、勝平得之が案内、ブルーノ・タウトが賞賛した
 まち並について解説します。

2. 渡邉幸四郎邸の過去、現在、未来 
 その1、新屋町屋探訪 古い町並の見方、楽しみ方と渡邉幸四郎邸のみどころ
「ぐるっと文化財マップ」を片手に歩いてみよう     
 講師:平元美沙緒氏 

その2、渡邉幸四郎邸の記憶と思い出 
    〜町家の生い立ちと縁のある人物の思い出からスト−リーを思い描く〜        語り部 NPO法人新屋参画屋 理事長 冨野昭雄氏                                                  副理事長 藤澤浩氏

 その3、家屋調査報告 発表:秋田中央建築士会青年部
             建物の状態、修繕費用の試算、文化的な価値について 

3. 暮らしの息づく歴史まちづくり」盛岡市鉈屋町の取り組みなど
    講師:渡辺敏男氏(盛岡まち並塾事務局長)


エピローグ 〜ブルーノ・タウトが残した私たちへのメッセージ〜