2015年1月30日金曜日

蔵のまち増田町が景観重点地区指定へ

国の重要伝統的建造物郡保存地区(重伝建)を有する秋田県横手市増田町が
景観重点地区に指定される事になりました。
さきがけ新聞記事→ bit.ly/1BBDPlV

内蔵で有名な増田町ですが、
実は秋田特有の妻入りの町家がまとまって残っていた事も評価され
重伝建に指定された経緯があります。

今後は厳しいルールのもと、
伝統的な町並みが保存されつつ、
かつての町並みの再生に向かい大きく前進していくことでしょう。

武家屋敷で有名な角館も
重伝建の指定を受けていますが
蔵のまち増田町も秋田の観光地として益々発展していけばと思います。

秋田市も増田や角館程の伝統建築物は殆ど残っていませんが
新屋、旭南、楢山地区などには
ある程度まとまった形で明治、大正、昭和初期の町家が残っています。

増田町が注目される今こそ、
秋田市民のみなさんも今一度
周辺にある古い建物に注目し
これ以上解体されない様にしていきたい所です。


金沢 ひがし茶屋街(重要伝統的建造物郡保存地区)

2015年1月29日木曜日

町家の解体

秋田市中心部から少し離れた牛島商店街。
その歴史は古く、佐竹藩の参勤交代の要所でもあり
かつては造り酒屋や呉服屋や様々な商店の立ち並ぶ町並みが形成されていました。

現在も明治、大正の建物が残り
ファサードをリフォームしてしまったものを含めれば
おそらく10軒にもなると思われます。

ところが先日1軒の建物が解体されていました。



















秋田市ではおそらく1軒も無い平入の町家。
色々調べてみても記録が見当たらなかったので
おそらくは昭和の建物だと思いますが
それでも内部は土間と通りがある木造の町家で
店舗の奥の方もかなり広い建物でした。

綺麗にリフォームすれば
雑貨屋や飲食店等
面白く活用出来たかもしれません。

これ以上伝統的な建物が解体されないよう、
取り組んでいく必要があります。