久保田町家通信
現在の秋田市中心部に江戸時代につくられた久保田城下町。かつては北日本の京都とまで言われた程の美しい町並みを思い浮かべながら、様々な情報を発信していきます。
2016年1月12日火曜日
木羽葺き
昨年新屋の渡邊幸四郎邸の屋根裏で発見した木羽(こば)葺きの屋根。
現在の一階部分の天井と屋根の間に残されていました。
恐らく大正期か昭和期に建物を改修する際に
当時の大工が貴重な文化財と考え、
意図的に残したのものではないかと思われます。
木羽葺きというのは屋根材に木製の薄い板材を使用したもので
現在でも神社仏閣でたまに見かけます。
秋田市でも江戸時代には多くの町家が採用していた工法でしたが
相次ぐ大火で木材が不足し、藩令により禁止されました。
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